音楽。旋律と言の葉

October 30, 2010

アンダーライフ、ベターグラフ

アンダーグラフの『シングルベスト』初回限定版が届きました。

Disc1のシングルベストに、Disc2のカップリング集。
どれを聴いてもどうしようもないくらいに、苦くて、温かくて、苦しくて切なくて、輝かしい。

心の瞳、ツバサ。遠き日。ピース・アンテナ。
2111、時流、スカイホール。

フリージア、言葉、おんなじキモチ。
ティアラ、9、エレクトロワード。

ロックスター。

本当に彼らに出逢えてよかったと再確認させてくれる作品集です。

私の描きたかったものが合致したのか、彼らの表現するものが共鳴したのか。それは分からないけれど、アンダーグラフの音楽は私の感情をするすると引き寄せてくれました。
これからも彼らの曲を聴きながら、私の書きたいものを表現し続けたいと強く思います。

ぽろぽろと流れる雫は何なのか。
さらさらと融ける気持ちは何なのか。
待ち受ける未来は、進むべき道はどう成長しているのだろうか。


今は必死に、涙を隠すことも忘れて言葉を紡ぎます。

いつか完成させると夢見る未完成の輝きを抱きながら。


『本当に伝えたい言葉はまだ
 口に出来ずにいるけど』




asa10_s at 23:18|PermalinkComments(0)

June 25, 2010

逆様になって、君のこと探して。

スネオヘアー
『逆様ブリッジ』購入しました。

言わずもがな、荒川UBのエンディングテーマです。
でなくてもスネオヘアーは好きです。ベストもしょっちゅう聴いてる始末。

初回盤はDVDつき。
まだDVDは見ていませんが、逆様のスネオPV、メイキング、荒川エンディングノンテロップが収録されてます。

メロディーがまず耳に残りやすいのと、歌詞が切なくて素敵。
青春も行き過ぎるとノスタルジーに変化します。

サカサマになって
君の事探して
いつまでも僕らは
たどり着けないまま


ちょっとエンディング映像の話も絡みますが、
上記『いつまでも僕らは~』でシロさんの白線から流動的に入って、ズームアウトしていくと変哲ない細いラインの上をとぼとぼ歩いているだけ、というシーンがめちゃくちゃ好きです。
めちゃくちゃ切ない。
いつまでもたどり着けないまま。

その他、ミニアルバム扱いなので他3曲収録です。
どれも…歌詞が…メロディが…

まるで心臓を抉られる様。
メランコリック。
モラトリアム。

この辺りの憧憬がツボなので苦しくなりつつも繰り返し聞いてしまう自分がいます。


ちなみに肝心のスネオヘアー逆様PVですが、以前視聴済みです。
が、曲に相反するカオスっぷりが凄まじいです。
なんで切ない歌詞なのに、そんなことになってるのか。
ヒントは歌詞カードの写真。

暫くゆっくりできないので、DVDは月曜が過ぎたら改めて見ようと思います。



asa10_s at 20:36|PermalinkComments(2)

June 23, 2010

CKB、鶴亀ベスト。

暑いですよ。
夏です、夏到来です。
正しくはまだ梅雨時期ですけど。

とにかく、暑くなったら聞かなきゃいけない。

クレイジーケンバンド
『BEST 鶴』
『BEST 亀』


二枚同時のベスト盤!

まぁレンタルなんですけどね。
正直、買っていいと思うんですよ。
CKBのアルバムは何気に揃っているのです。

というわけで、車のコンポに放り込む。
蒸し暑い車内で窓全開にして聞きたいのはいつものこと。

曲は鶴亀の順に。

『昼顔』
いやぁ、一曲目から濃いです。
満足。
確かNHKの某音楽ピックアップ番組で聴いたことがあります。
そのときにベスト発売を知ったのだった。

めちゃくちゃ好きなのがタオル→音楽力のメドレー曲。
あーこれは、ライブで聴かなきゃいけないバンドなんだなとしみじみ思いました。
この魅せ方はずるい!

まぁどの曲も好きなんですよ。
聴いたことあるもの、初聴のもの。どれもこれも。

せぷてんばぁ。
あぶく。
香港グランプリ。
あ、やるとききゃやらなきゃダメなのよ。


さあ、亀盤に入りましょう。

おお!
『金龍酒家』『木彫りの龍』も、『クリスマスなんて大嫌い!~』まで入ってる!
このあたりは私が聴き出して心臓鷲掴みにされた辺りの曲目ですね。
そう考えると付き合い長いなー。
ハマのアンバサダーまで入ってるとは。本当に、個人的に好きな曲目白押しです。

でも本当は、2枚なんかじゃ収まらないくらい名曲揃いだと思うんですよね。

むわりと暑い夏を想いながら。
むわりと暑い、横浜を想いながら。

やっぱり全部集めちゃおうかなー



asa10_s at 23:07|PermalinkComments(0)

June 02, 2010

ヴィーナスとファイナルダーリン

荒川UBの主題歌、やくしまるえつこさんの
ヴィーナスとジーザスが発売されてリピートする日々です。

OP曲兼表題曲は勿論なのですが、c/w2曲も素敵。
特に、nekomeshiは中毒性が高い。思いっきりはまりました。

ので。

蔦屋に行って借りてきました。

相対性理論
『シンクロニシティーン』
やくしまるえつことd.v.d
『Blu-Day』


個人名義とバンド名義だと歌い方も違いますね。
個人名義のほうがかわいくて趣味かなー。

特にd.v.dとのコラボということもあり、電子音感が倍増していて癖になります。

どの曲目も好きですが、インストのALPSのパーカッション感、アラビアンリップの御伽噺感が好き。
あと、ファイナルダーリンで始まる世界観もすごい。

シンクロニシティーンもそうなのですが、繰り返すことによるイメージの植え付け、言葉遊びの感覚が、一度聞いたら離れなくなる曲ばかり。
サビはどれも頭に残りますね。

相対性理論のボーカルとしての倦怠的な歌い方。
やくしまるえつことしてのふわふわ感。

まるで別人のようなボーカルを、どこまでもお楽しみあれ。



asa10_s at 23:14|PermalinkComments(0)

March 08, 2010

『ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?』

学生時分よりニコニコ動画常駐率は低下しているものの、時折あれこれ渡り歩いているものです。

歌ってみた、だったり。
作ってみた、だったり。
手書きMADだったり。

そんな中で漏れなくボーカロイドも嗜む程度にうろうろしている所存なのですが。

その進化発展は目覚しいものです。
ボーカロイドの中の人が人気楽曲を実際にCD化したり、腕のある作詞作曲者(総じてP:プロデューサーという肩書きで呼ばれます)がアルバムを製作したり。
そういうのは大概イベントで売られるものなのですが、中にはアマゾンさんで購入出来る場合もあり。

そんなわけで。

買ってしまいました。ささくれいしょん。
『ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?』/sasakure.UK

ささくれさんの楽曲は本当に好きで、歌詞しかり音楽しかり、世界観、ボカロの調教も好みです。
『好きなPを上げろ』という問いに1,2を争う形で名を上げるくらいに。
チップチューン好きとしてもツボをついてきます。

以前のアルバムも気になっていたのですが、アマゾンという敷居の低さに即決で購入。
数ある楽曲からも、コンセプトはまさに『世界』『終末』。中でもお気に入りは…
って、上げることが出来ないくらいどれも好きなのですが、今回は数曲紹介しておきます。

『カムパネルラ』
『ウタカタ永焔鳥』
『*サヨナラ、ワールドエンド。』


カムパネルラは宮沢賢治の某作品をモチーフに、ウタカタは手塚先生の火の鳥から。歌詞に織り込まれた情景とココロ。
サヨナラは今回初聴きでしたが、ラストを飾るに相応しい楽曲でした。
世界の終わり。崩れていく想い。あのひと。
Disc2には実際にニコ動上で公開されているPVが収録されていて、いつの間にか号泣している始末。

というか、単純に初音ミクといっても最近は様々バージョンがあるんですね。
(ちなみに今回の使用ボカロはミク、リン、ルカ、GUMI)
途中までルカだと思って聞いていたのがミクのVer違いとか。びっくり。

sasakure.UKさんは今回の収録曲以外にも好きな曲だらけなので、紹介がてらマイリスのアドレス張っておきます。自作PVも含め見所。
ジャックザリッパーみたいなインストやALIVE!みたいなカバーも良い。カラオケ配信のされている曲もあり、わくわく歌いに行きます。

そんなこんなであれもこれも、と聞いていると随分時間を盗まれてしまうわけですが。

http://www.nicovideo.jp/mylist/6280579
※ニコニコ動画内/視聴にはログインが必要になります。



asa10_s at 02:30|PermalinkComments(0)

February 06, 2010

Chicago Poodle

朝方布団のなかでぬくぬくしていたらまどろみを遮る電話が来ました。

「リクエスト商品が入荷しましたが、レンタルにいらっしゃいませんか?」

外は雪、けれど即決でした。


Chicago Poodle
『僕旅』


初めて聴いたのはおそらく、深夜の音楽番組でした。
インディーズからメジャー移籍ということで、今注目のアーティスト。

このバンドの特徴として一番目立つのは、
やはり花沢耕太さんのピアノ演奏。

PVで目にしたグランドピアノを弾きながらのボーカルは、かなり強く印象に残りました。
甘い歌声もよく合っています。

そんな訳で、メジャー第一弾の『ODYSSEY』、是非聴きたいなーと待っていたのが1stアルバムでした。


焦燥感掻き立てられる冒険譚、
やわらかな愛の歌、
静かな英雄との別離。
そして旅立ち。
長い長い道程。


「夢という名の怪物」

「物語はまだ途中」

「旅立ちの時間はもう間もなく…」




新しい『一年』の変わり目を前にして、自分を鼓舞するのも良いかもしれません。



asa10_s at 17:02|PermalinkComments(0)

February 04, 2010

天野月

今幾千の星が落ちて

なみだと変わり

あなたの髪を染めゆく頃

わたしは ひとり

――天野月子『サカナ』


NOISEのアルバムを最後にスイッチを切った歌姫。
あれが2008年。
あれから1年と少し。
年は変わり、2010年。

『子ども』でなくなったあのひとの、新しい一歩。

やっと届きました。
ある場所でその喜びを聞き、ブログに飛んで、
彼女の言葉で直接それを知り。

どきどきと待った一月。

しんと積もった雪を掻き分けて。

『きみにみせよう

ひかりのサーカス』

歌詞を聴いて歌声を聴いて、いつのまにかボロボロと泣いている自分が居ました。

また聴けることを、
また逢えた歓びを。

おはよう、そしてありがとう。

いつもいつまでも大好きです。

『ひかりのサーカス』
天野月






asa10_s at 01:30|PermalinkComments(2)